最初のページへ
/ 更新履歴 / 最近の行事 / 進行中プロジェクト / 秋吉台の洞窟の紹介 / 洞窟写真 / リンク
/ 掲示板
目次
1.はじめに
2.プロジェクトを実施した目的
3.使用した機材
4.プロジェクト実施計画および経過
5.考察
6.プロジェクトを終えて

1.はじめに
日本有数のカルスト地形である秋吉台は山口県中央部に位置している。秋吉台は国定公園に指定され,全国的に有名であると共に,地形学、地質学といった学術的な面からも注目を浴びている。また、秋吉台には400以上の石灰洞窟が確認されており,探検家や洞窟学者が注目している場所でもある。
山口大学洞穴研究会はこのような秋吉台と洞窟についてより多くの人に知ってもらい、秋吉台の素晴らしさを伝えるためビデオ映画の作成を行った。
2.プロジェクトを実施した目的
洞窟映画プロジェクトは山口県の誇る秋芳台をより多くの人に知ってもらうため映画制作の企画を計画した。
また、洞窟映画プロジェクトは、観光地として知られる秋吉台の姿ではなく、そこから一歩踏み込んだ視点から秋吉台や洞窟の持つ魅力を伝える事を目的として活動してきた。今回はテーマを「未知なる秋吉台〜地下に眠る洞窟たち」とし、秋芳洞とそれに関係する洞窟、平原の穴、葛が穴に焦点を絞って、ビデオ映像を製作した。
3.使用した機材
・ビデオ機材一式
200ワットライト
100ワットライト
水中用ライト×4
デジタルビデオカメラ,水中用ハウジング
三脚
ビデオカメラ用カセットテープ
ビデオカメラアクセサリーキット
・洞穴研究会提供
ビデオ編集機材(パソコン等)
Video Studio4 SE(Ulead社)・・・編集用ソフト
4.プロジェクト実施計画および経過
・プロジェクト実施計画
ビデオ映画の内容、脚本制作 7月
撮影(秋吉台の洞窟) 8月〜10月
編集 10月
大学祭において上映 11月
・プロジェクトの実施経過は以下のとおり
脚本制作 7月〜9月
洞窟撮影 9月〜1月
第1回 洞窟撮影 9月14,15日
第2回 洞窟撮影 10月7,8,9日
第3回 洞窟撮影 10月19日
第4回 洞窟撮影 1月
ビデオ編集 11月〜3月
上映会
平成12年度11月19日 洞窟講演会(秋吉台科学博物館)にて試写会
平成13年度5月9,10日 山口大学にて上映
脚本作成
ビデオの内容は、秋芳洞と、そして秋芳洞に関連がある洞窟について焦点を当てた。また、それらの探検や発見の記録から探検家達の歴史について触れることにした。今回のプロジェクトでは実地での撮影のために機材を購入したが、思いのほか機材が揃うのに時間がかかり、予定していた撮影開始が大幅に遅れることになった。
洞窟での撮影について
撮影は9月以降となり、休日などを利用して洞窟の映像や秋吉台の風景を取材した。
撮影は主に、秋芳洞、平原の穴、葛が穴、大名の穴などで行った。平原の穴のディギング(堆積物調査)や匍匐前進、葛が穴での昇降シーンや秋芳洞第七新洞へ抜ける水没地点を撮影した。また、秋芳洞での琴が淵の潜水シーンにおいては西日本洞窟潜水会の皆様にお願いして撮影させて頂いた。
一様に洞窟での撮影の際にはカメラおよびライトを水から守るための専用の防水パックを用意するなど細心の注意を払いながら行った。また、広いホールではライトの光力が足らず思うような撮影ができないこともあった。
第1回目の洞窟撮影は9月14日に美東町にある平原の穴、15日に大久保の穴、大名の穴、計3つの洞窟で実施した。平原の穴では洞窟の最奥までの洞内の映像や洞窟の最奥地点で行なっているディギング(新しく空間を見つけるための穴掘り)シーンを撮った.大久保の穴、大名の穴では洞窟の探険シーンを撮影した。
第2回目の洞窟撮影は10月7,8,9日に行い、7,8日と葛が穴という洞窟に入り、ここでは縦穴を降りるシーンや人工的に掘られた洞窟の風景や、そして秋芳洞第7新洞部に続へ水没地点を撮影した。また9日には平原の穴の洞口付近で実施しているディギングについて撮影をした.
第3回目の洞窟映画撮影は10月に行い、秋芳洞に入った。秋芳洞の観光洞窟よりさらに奥にある"琴が淵"と呼ばれる大地底湖まで行き、撮影をおこなったがライトの光が充分でなく、満足の行く撮影ができなった。そのため当初予定していた秋芳洞の観光洞部分の撮影は上記の理由で次回に持ち越しとなった。
第4回目では冬休みを利用して残りの洞窟映像と秋吉台上の風景を撮影した。強力なライトを購入し、改めて秋芳洞の映像をとった。この際、西日本洞窟潜水会の協力を得て、洞窟での潜水シーンを撮影した。
編集作業について
1、映像をパソコンの中へ保存
今回の編集作業はパソコンを使って行なった。始めに、DV(デジタルビデオ)カメラで取材した映像をパソコンに書き移す作業は、市販されているビデオ編集用ボードとパソコンとDVカメラを接続するケーブルを利用した。必要と思われるカットをDVのなかで探し、それをパソコンに移し、保存する作業を繰り返し行なった。
2、パソコンでの編集
Ulead社のVideo Studio4 SEの編集ソフトを使って編集を行なった。必要なカットを繋ぎ合わせ最終的に13分程度のビデオ映像を作った。その映像の上から効果音を吹き込み、マイクを使ってナレーターの台詞を吹き込んだ。ナレーターの音声を吹き込む際にピンマイクを使用したが、このマイクの性能的問題と、ナレーターの声が低かった為、映画の途中で一部台詞が聞き取れない部分が生じることがあった。最後に、完成版のビデオをDVカメラに書き戻した。
上映会について
平成13年度5月9,10日行われた上映会は共通教育棟24番教室を利用させて頂いた。教室にあるスクリーン等は事前に、担当科の方から指導して頂いたため、上映会当日はスムーズに行うことができた。
また、前回洞窟講演会にて行ったものと同様、上映会当日には来賓者および会場に来ていただいた方にアンケートをとった。
5.考察
1、プロジェクトは進行が大幅に遅れてしまった。この原因には次のようなことが挙げられる。
撮影機材の納入に時間がかかってしまったこと。
ビデオ編集を山口大学文化会所属のパソコンの使用を計画していたが故障により使用できなくなってしまったこと。
結局ビデオ編集を山口大学洞穴研究会OBの協力を得ておこなうことにしたがビデオ編集をおこなうための環境を整えるために時間がかかってしまったこと。
途中後期試験期間が入り、活動を中断したこと。
2、今回の撮影を通して、洞窟での撮影にいくつかの改善すべき点がでてきた。洞窟での撮影にはライトが不可欠であるため、撮影時のライト配置は効果的な撮影のために特に注意が必要であった。
・ 竪穴昇降を撮影では、うまく表現することが難しかった。これは今回、撮影した竪穴が大きかったことも挙げられるが、竪穴を撮影する角度や位置を考慮する必要がある。また、撮影時には撮影者と被写体となる人物共に落石等に注意する必要がある。
・ 撮影の際、カメラをパンすると,狭い洞窟では非常に見苦しかった.そのため,カメラを固定するか,そうならないように心がける必要がある.
・暗いライトや巨大なホールの撮影の場合には照明効果が十分に得られないことがある.そこで,そのような場合には,被写体となる人物がライトを手持ちにし,移動することで効果を出した.
2、上映会でのアンケートはさまざまなご意見、感想および激励の言葉を頂いた。
映像は内容とともに好評で、洞窟に入ってみたいという感想が多かった、また、洞窟内の探検シーンや匍匐前進のシーンなどの映像は普段見ることのできないものであり、印象的であったという意見もあった。ただ、ナレーターについては満足のいく音声が取れないこともあって、音声が聞き取りにくい等のコメントがあった。
このようなことからも今回のビデオ映画は多くの人に洞窟に興味がわくようなものをつくることができたと思われる。
6.プロジェクトを終えて
今回のプロジェクトでは素晴らしい映像を撮ることができ、また洞窟の意外な一面を垣間見ることができ、とても貴重な体験ができた。
洞窟映画プロジェクトは、観光地として知られる秋吉台の姿だけでなく、そこから一歩踏み込んだ視点から秋吉台や洞窟の持つ魅力を伝える事を目的として活動してきた。今回はテーマを「未知なる秋吉台〜地下に眠る洞窟たち」とし、秋芳洞とそれに関係する洞窟、平原の穴、葛が穴に焦点を絞って、ビデオ映像を製作した。
製作したビデオは、一般学生、教職員、山口大学長を招いて2001年5月9日、10日に大学内の施設で発表した。今回のビデオは、秋芳洞の探検史をメインとしたため、目的は一部しか達成されなった。今後、より一層、文化的側面を持った秋吉台の素晴らしさについて考察していこうと考えている。
最後に、2000年度洞窟映画プロジェクトを支援して頂いた、山口大学学生生活課、秋芳町観光課、秋吉台科学博物館、美東町教育委員会、西日本洞窟潜水研究会の皆様には深く感謝の意を表したい。
最初のページへ
/ 更新履歴 / 最近の行事 / 進行中プロジェクト / 秋吉台の洞窟の紹介 / 洞窟写真 / リンク
/ 掲示板