平成13年度洞窟映画プロジェクト報告

橋口 健一・山口大学洞穴研究会

 

 

1.はじめに

 本プロジェクトは,秋吉台の周辺に住む人々と秋吉台に多数存在する洞窟や鉱山との関わりについて,,地元の人にインタビューを行い、取材したデータをビデオや音声テープなどに収め,映像・音声として、残すことにした。

 秋吉台は地元の人に農業・工業ともに利用されてきた。また一方で、秋吉台では若い世代の減少により,地域の伝統や風習を語り継ぐ者が減少している。このようなことから、20世紀の秋吉台での出来事や地域の人の話をまとめ,記録として残すことには大きな意義があるものと考えられる。プロジェクトは秋吉台の東縁部の平原地域,また長登銅山が分布する長登地域に焦点をあて,調査を行うことにした。長登は美祢市美東町太田にある集落で,古くから銅山の開発が行われ,奈良時代から銅の鉱石が掘られていた場所として有名である。平原地区は北方に呼音台があり,その麓の非石灰岩地域から南方は水田が広がる平野である。

 本報告の構成は,調査に至る背景,対象とする地域の概要,調査方法を述べた後,調査結果を簡単にまとめたものである

 

2.調査方法

 調査はアンケート型式によるヒアリングで行った。なるべく昔の情報を得るため,ヒアリング対象者の平均年齢は60歳以上とした。質問の内容は後述の通りである。ヒアリングの際にはデジタルビデオカメラで撮影を行い,ヒアリングの内容をまとめる時に利用した。

1 昔の出来事で印象深い話

2 地元に伝わる昔の話